◯川口委員 産業の振興、先端科学技術等の振興について、非常用電源等の点検について質問する。非常用電源等の点検については、何点かだけ質問するが、特に重要施設と思われるこども病院、市民病院では30%以上の負荷試験が毎年行われているのか。

△消防局長 こども病院については45.8%の負荷、また市民病院については44%の負荷をかけ、それぞれ点検が実施されたことを書類で確認している。

◯川口委員 消防局は自家発電設備の点検について、どのような研究や検討調査を行ったのか。

△消防局長 消防局では平成28年に総務省消防庁から点検結果報告書の記載事項の確認に当たっての留意事項が示されたことに基づき、受け付け時に注意を図ってきたところであるが、平成29年6月に国会の委員会でこの件が取り上げられたこと、また、総務省消防庁の消防用設備等定期報告制度のあり方に関する検討部会において、負荷運転について検討がなされていることなどを受け、自家発電設備の点検について調査したところ、十分にできていないものが見受けられたことから、再度、点検結果報告書の受け付け時の対応の際に確認を行うとともに、負荷運転について適切に記載するよう指導している。また、建物の関係者に対し、消防局のホームページで情報発信を行うとともに、市の施設の管理者に対し点検の実施要領等について通知している。今後は点検業務を行う業者が参加する講習会や市有施設の管理部局に対する補修契約発注に関する講習会で、負荷運転の適正な実施について周知する予定としている。また、災害時に避難所となる公共施設や病院、火災が発生した場合に人命危険が高い重要施設などから順次指導を行っており、今後も国の動向を見据えつつ、計画的に取り組んでいく。

◯川口委員 民間の施設もだが特に本市の施設において、点検が十分ではないものもあると聞いているため、しっかりと消防局から指導し、十分な点検がなされるよう要望し、この質問を終わる。

平成29年福岡市議会第5回定例会 決算特別委員会(17/10/11)より該当箇所のみ抜粋